アザ除去
アザは医学的には母斑といいます。大きく分けて青あざ、黒あざ、茶アザ、赤あざとあります。それぞれ太田母斑、色素性母斑、扁平母斑、血管腫などが代表的です。アザの治療はレーザー治療をお勧めしています。治療回数はアザの種類や症状によってことなります。
太田母斑
蒙古斑(もうこはん)
これも東洋人に特に多いアザの一つです。生まれつきのお尻に出る青いアザの事を指します。通常3~5歳までに消失しますが、成人後も消えずに残っていることがあり、水着など着用した時に露出してしまう部位にあると、気になるかもしれません。
蒙古斑の原因は皮膚の比較的深い部分におけるメラニン色素の沈着です。
扁平母斑(へんぺいぼはん)
一見、普通のシミのようにみえるアザです。 ホクロのように皮膚から盛り上がることはありません。そのために、盛り上がりの無いアザと言う意味で「扁平母斑」と呼ばれています。また、コーヒーの様な黒さでなく、ミルクコーヒーに似た色のアザで「カフェオレ斑」とも呼ばれます。茶色のアザの中に直径1mm程度の小さな黒い点が混在することもあります。扁平母斑は悪性化することはほとんどありません。
多くの場合、生まれつきに存在しますが、思春期になって発生する場合もあります(これを「遅発性扁平母斑」といいます)。思春期になって発生する場合には毛が同時に生えてくる場合が多くあります。発毛性の遅発性扁平母斑は「ベッカー母斑」と呼ばれています。状態としては皮膚の表面にメラニンがある状態です。
カフェオレ斑
赤アザ
赤あざは黒アザや青アザとは異なります。赤あざの原因は血液中に存在する赤血球です。医学用語では「血管腫(けっかんしゅ)」と呼ばれています。代表的な赤アザは、生まれつき存在する平らな「単純性血管腫」と、生後まもなく生じ、1歳頃までに急激に大きくなり、その後徐々に小さくなる「イチゴ状血管腫」です。赤あざの治療にはXeoをお勧めしています。
ホクロ(黒子)・色素性母斑(黒アザ)
ホクロは皮膚の一部にメラニン色素を含む細胞(メラノサイト)が周囲より高い密度で集まった部位をさします。大きいものは「黒アザ」と呼ばれたりします。中にはメラノサイトが重層化して、皮膚の奥深くまで達するものもあります。表皮に留まっているものは、シミとの区別が難しく、顕微鏡での検査が必要になります。ホクロ除去は専用のページがございますのでそちらをご参照ください。
- 施術名:Yagレーザーと電気メスによるほくろの除去
- 当施術は自由診療です。
- 施術の説明:メラニンに反応する波長を持つYAGレーザーを照射することで、色素を破壊、除去する。
- 施術の副作用(リスク):内出血、発赤、熱感、痒み、痛み、だるさ、乾燥、発熱などを生じることがあります。
- 施術の価格:16,500円~132,000円(税込)
共立美容外科のアザ治療の特徴
❶ Q-スイッチYAGレーザーの使用
当院でアザ治療に使用するレーザーはQ-スイッチYAGレーザーです。レーザーはその波長によって特定の色に反応します。当院が所有するQ-スイッチYAGレーザーは1064nmと532nmという2つの波長を使用することができあます。それぞれメラニンに反応する波長です。また、波長の長さは長ければ長いほど深い箇所に到達します。そのため、1064nmという極めて長い波長は太田母斑、蒙古班などに用い、532nmの波長は表在性のシミや扁平母斑の治療に使用します。
Q-スイッチ
Q-スイッチとは非常に短い時間だけレーザーを照射することのできる装置です。照射時間が短ければ短いほど、皮膚の表面を痛めないようにエネルギーを目的のメラニンなどに与え、破壊することができます。当院の有するQ-YAGは、6ナノ秒(1億分の1秒以下)という性能を有しております。
❷ 治療時間
当院のQ-スイッチYAGレーザーは1秒間に10発照射出来ます。
当院が誇るQ-YAGレーザーMyQ.dual(マイキューデュアル)とMedLite(メドライト)について、詳しくは下記のリンクを御覧ください。
施術の流れ
カウンセリング
患者様お一人ごとに異なる症状やお悩みをお伺いし、的確に効果が現れるかを診察します。レーザー照射についてご納得頂いた上で施術となります。
治療前の処置
お顔に施術される場合、お化粧を落としていただきます。
※御来院時のメイクにUVブロック入りのファウンデーションを用いる事は避けてください。
必要に応じて、施術部位にテープ式の麻酔を施します。
濃いシミや発生してから時間が経ったシミなどを除去する場合は照射エネルギーを高くする必要が有り、そのような時にレーザーが当たった所は丁度輪ゴムで弾かれたような痛みを感じることがありますが、1064nmの波長を用いた通常の施術では、痛みに配慮されています。
テスト照射
症状やお肌の状態に合わせレーザーの波長、強さなどを選びます。
本照射
ドクターが患部にレーザーを当てて行きます。
532nmの短い波長を使用した場合、表皮にカサブタを生じることがあります。
所要時間は、部位や照射範囲によって異なります。ご参考までに一例ですが、お顔のシミ(3cm×3cmサイズ)の除去の場合、およそ5~10分程度です。
照射終了
炎症止めの軟膏を塗布し、テープを貼って終了です。
施術後の処置
症状や照射部位により、術後の処置は異なりますので、医師及び看護師からの指示に従って下さい。
ダウンタイム・注意事項
《 施術当日 》
- ご来院の際は、日焼け止めのご使用は禁止です。お帽子や日傘などでカバーしてください。
《 レーザー照射後の諸注意 》
《 照射後 》
- 患部がお顔の場合は治療後、メイク・洗顔は禁止です。
- 翌日からテープを貼ったままの患部のシャワーは可能です。患部以外のシャワーは当日から可能です。湯船は4日後から可能です。
- 翌日から低刺激性の洗顔フォーム、石鹸であればご使用可能です。
※出血がみられる場合はテープの上からティッシュ、ガーゼ等で抑え、シャワーは翌日からにしてください。 - 処方された軟膏は4日間(夜のみ)テープの上から塗ってください。テープが剥がれた場合は処方された軟膏を塗り、新しいテープを貼りなおしてください。
- テープは4~5日貼付してください。その後、患部の状態が良ければ、テープを貼らなくても結構です。入浴・シャワー、洗顔の際は患部を強くこすらないでください。カサブタが出来ても自然に剥がれるまでは無理に剥がさないでください。
- 患部は直射日光に絶対に当てないようにしてください。
- 外出の際は必ず日焼け止めクリーム(SPF30以上)で保護してください。
- 再照射は2ヶ月後になります。個人差もありますので医師の指示に従ってください。
《副作用》
稀に、ざ瘡の悪化、コメド、毛嚢炎、埋没毛、膿疱、ほくろ、しみの部分が薄くなる・ 消える・一時的に濃くなる、膨隆、擦過傷、表皮剥離、水疱形成、色素沈着や色素脱失、点状出血、内出血、腫脹、肝斑の悪化、潜在性肝斑の惹起、頭痛、灼熱感、瘢痕が生じることがあります。レーザーを繰り返し行う事によりヒゲや産毛の脱色、脱毛効果が見られることがあります。
アザ除去料金
※当院の治療はすべて自由診療です。 保険適応外のため全額自己負担となります 。
アザ治療 2cm×2cm(1回) |
¥20,000
(税込:¥22,000) |
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アザ治療 3cm×3cm(1回) |
¥30,000
(税込:¥33,000) |
アザ治療 5cm×5cm(1回) |
¥50,000
(税込:¥55,000) |
アザ治療 10cm×10cm(1回) |
¥100,000
(税込:¥110,000) |
アザ治療 20cm×20cm(1回) |
¥200,000
(税込:¥220,000) |